放射線量測定・つづき

検体が届きました前回は、写真もなく「本当に検査をやってるの?」と思われた方がいらしたかもしれませんので、今回は写真付きでご報告します。

丁度今が旬で、でも一部で基準値超えのために出荷を見合わせている所もある、「タケノコ」の検査をしましたので、それを例にお話します。(写真:検体がとどきました)

皮をむき洗いますまず、タケノコの皮をむいて可食部だけにし、よく洗います。私たちが調べたいのは、セシウムなどの放射性物質がその作物中に入っているかどうかですから、土・ゴミ・ホコリなどは極力取り除くようにしています。15Bq/kg という小さな数値を測るためには、本当に気を遣います。(写真左:皮をむきます)


次に、小さく切ってからさらにフードプロセッサーにかけて、細かく粉砕します。それを容器に詰めます。この時にギッシリ詰めないと誤差の多い測定結果になるので、注意して詰めます。タケノコは水分が多いため、余り詰めすぎると今度は検査中に膨張する危険性もあるので、細心の注意をして詰めます。このような試料の時には、念のためにビニールを二重にして器械に入れます。
小さくしますフードプロセッサーにかけて粉砕します測定器内に詰めます
(写真左から、小さくします、フードプロセッサーにかけます、測定器内に詰めます)

パソコンに検体の情報を入力して、測定を開始します。この時に、室温と床の温度もチェックします。
こうして30分後、結果がパソコン上に出てきます。セシウム合算、セシウム137、セシウム134、ヨウ素131、カリウム40がそれぞれ数字で見えます。この時、注意して見るのが、±の後の数字です。この数字によって誤差を見極め、誤差が大きい時は測定時間を長くするとか、再検査するとか対処します。同時に、各核種のピークもよく検証します。
計測機械結果が出ました
(写真左から、測定機械、結果が出ました)

タケノコについては、3月23日から測定をしていて、出荷予定の生産者さんからは、念には念を入れ、それぞれ複数回提出してもらって、計測してきました。
幸い、中根さん、高野さん、みずほ農場、高谷悦雄さんから掘られたタケノコは、基準値(100Bq/kg)より小さな結果になりました。
今年も地元産の掘りたてタケノコを新鮮なうちに食べたい、とお思いの方にはご提供できることになりましたので、お楽しみください。

タケノコの話をした時に、長谷川社長がおっしゃっいました。「中島さん、100Bq分のセシウムをタケノコで食べようとしたら大変だぞお~。飽きちゃって食べられないし、まずお腹壊すって。人間は、いろんなものをバランスよく食べるようになっているんだから」(←本当は茨城弁です)

           中島 郁子(旧消費者モニター。放射線量測定検査担当)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カテゴリー
最近の記事
リンク
最近のコメント
月別アーカイブ
プロフィール

みずほの村市場

Author:みずほの村市場
FC2ブログへようこそ!

FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード