FC2ブログ

放射線量測定中

こんにちは。旧モニターの中島郁子です。
ようやく桜が咲きました。気温が上がって一気に満開になりました。待ち遠しかったですね~。

さて、放射線量測定検査に参加してから丁度2ヶ月が過ぎました。この間、様々なことが起こり、検査についてのブログを書く余裕がなくて、今頃になってしまいました。ようやく少し頭が整理されてきましたので、ご報告したいと思います。

この2ヶ月の間に、茨城大学の高妻教授が3回も、お忙しい時間をさいてご指導下さいました。呆れられてしまう位初歩的なこと(検体の洗い方や測定日誌の書き方など)から、データの見方までご指導頂いたお陰で、不安感もずっと少なくなり、安定したデータが出せるようになってきました。

始めた時には、見えないもの(放射性物質)を相手にすることの緊張と不安で、胃潰瘍になるかと思いました。
毎回、部屋の中を出来るだけ清掃し、ドアの開閉にも神経を遣います。検体や器具類は徹底して洗い、もちろん手袋やビニールは使い捨てにします。室温にもずっと気を配っていますし、環境整備を第一に考えています。

最初は、フードプロセッサーで粉砕した試料を、測定容器にギュウギュウに詰められなかったのですが、ちゃんと詰められるようになりました。これは、より正確なデータを出す上で重要なことなので、出来るようになったことは嬉しいことです。

この2ヶ月間で一番困ったのは、測定器械が正しく校正されなかった時です。
校正失敗が続いたために、丸一日検査が出来なかった日があったのです。検査出来ないと出荷も出来ず、その間に生き物である作物が育ちすぎてしまうため、時間との勝負ですから本当に辛かったです。今は調整の方法を教えて頂いて、乗り切っています。検体数が多い時季ですし、検査の日を増やして対応しました。

悩んだことは、生産者さんに検体の出し方をご理解頂くことでした。
検体を作るには、作物は多量に必要です。大根なら最低丸ごと1本。葉は2~3本分が必要です。シイタケなどは、20~30個も必要です。それ程多くの量をフードプロセッサーにかけてしまうのですから、検査をしていて「もったいないなあ~」と思います。
でも、ここで「どうせ検査だから」といい加減なものを持参されてしまうと、試料を作る際に困ることがあります。私達は出来る限り丁寧に洗うなど、生産者さんの立場も理解して検査していますが、やはりまずは生産者さんの検査に対するご理解が必要だと感じていました。
それで、高橋部長から皆さんにお声をかけて頂き、最近は丁寧に洗ってから持って来て下さるようになってきました。中にはすぐに検査できるまでにしてきて下さる方もいらして、本当に助かっています。下処理に時間がかかると結局検査に時間がかかってしまって、出荷までに時間がかかってしまいますから、相互の理解が大切だと思いました。

逆に、嬉しいことは、一部を除いて現在ほとんどの作物が不検出になることです。4月からの新基準値(100Bq/kg)に対応して、下限値を15Bq/kg に設定しての「不検出」です。生産者さんが自信を持って販売し、私たち消費者が安心して買える、「数値が見える」ことは相互にとって大きな意義があると思います。

そして毎回心がけているのが、消費者側にも生産者側にも立たないで、中立公正でいることです。
自分たちの出来ることは出来る限りし、より正確な検査をする。そのことに全力で取り組んでいます。時に「みずほ」や生産者さんにとって厳しい注文もします。でも、消費者モニターを検査担当にした意味はそこにあると思っています。

その上で、一番感謝していることが、ここまで時間も労力も、そして経費をかけてまで、「食の安全」に真剣に取り組んでいてくれる「みずほ」の姿勢です。検査をしてみて始めて解ったことですが、経費は私の予想をはるかに超えるものでした。使い捨てにしなければならないものが多すぎますし、環境を整えるために設備代がとてもかさみます(温度を一定に保つのに電気代などもかさみます)。それらを価格に乗せられないにもかかわらず、それでもやってくれているのは、「生産者を守り、消費者を守り、日本の農業を守りたい」一念からだと思います。
そんな産直が、身近にあってくれることに感謝しています。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

カテゴリー
最近の記事
リンク
最近のコメント
月別アーカイブ
プロフィール

みずほの村市場

Author:みずほの村市場
FC2ブログへようこそ!

FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード