第4回放射線測定会と放射線の勉強会

福島の第一原子力発電所事故から4ケ月半が過ぎ、当初は放射性ヨウ素131が食べ物を通し人体への影響について関心がありましたが、8日と言われている半減期が既に過ぎて、今や国民の目はセシウム137、セシウム134へと移っている時期となりました。
このような状況下で、今回も多くの消費者の皆さんが「公開放射線測定会と放射線の勉強会」(7月24日(日)に参集されました。以前と同様に「みずほの村市場」の加工所にて勉強会は行われました。
ここ数日は気温も若干低く快適な朝を迎える中、12名の消費者と3名の新規参入の農業生産者及び関係者立会いのもとで行われました。報道メディアも取材に訪れていました。

最初に、みずほの高橋生産研究部長から「みずほの村市場」の、放射線に対する取り組みと、
最近の精密検査の測定結果が説明されました。
また色々な情報が飛び交うなか、ホームページからリンク先を紹介されました。
『みずほの村市場では、放射線によるリスクの高い品目を全て検査し、国の暫定規制値より低い
農産物のみ販売しています』という基本的考えにたっております。
高橋生産研究部長最近の精密検査結果

(高橋生産研究部長) (最近の精密検査結果)
http://www.mizuhonomuraichiba.com/housyasensokutei.htm

高妻教授(高妻教授)
次に茨城大学の高妻孝光教授から以下の解説が、述べられました。

- 放射線にはアルファ線、ベータ線、ガンマ線及び中性子線の4種が主なものである。
  健康に影響力が強いのは中性子線であるが今回の事故では関係ない。
  アルファ線は紙一枚で止まり、ベータ線も数センチのアクリル板で止まるので影響が少ない。
  今回の簡易計測にはシンチレーション・サーベイメーターを使い、精密検査になる場合にはガンマ線スペクトロメーターで計 測する。

- 放射線は、健康被害を全く起こさない微量なレベルでも計測出来、隠すことが出来ない。

- 自然放射線(宇宙線、大地、空気及び食品や水に由来する)と、人工の放射線と区別されるものではない。

- セシウムはカリウムに似ていて、筋肉に滞留する。だいたい70日程度で有効半減期となる。
  5歳未満の子供は大人の5倍のスピードで体内から排泄される。 但し半減期は30年と長い。
セシウム (セシウム)

- ガンマ線は空気中では減衰する。またガンマ線(電磁波)は水である程度はカットできる
ガンマ線は減退する(ガンマ線は減衰する)

- 自然および人工放射線の年間線量は、日本平均で合計3.8mSv/年、世界平均は2.8mSv/年である。日本は国民皆保険  制 度のおかげで、医療行為にかかる被ばく量が多く2.3mSv/年である。
  医療被ばくは正当な行為として唯一認められている。
  食品による内部被ばくは、0.41mSv=410μSvとなっている。
年間線量 日本vs世界 (年間線量 日本vs世界)

- 自然に食物に含まれる放射性カリウム(40K)による被ばくがあり、体重の0.3%がカリウムである。
  例えば体重60Kgの人は、約180gのカリウムが体内にあり、そのうち0.0117%が放射性カリウムであるといわれている。人 がもつ放射能は5,500Bqに換算される。

- 経口摂取による実効線量は、乳児/幼児/少年/青年/成人によって換算係数が違う。
  セシウム137(137Cs)を例にとれば成人は0.013を用い乳児は0.021と係数が高くなる。
  4,200Bq/Kgのある食品を100g食べたと仮定: 420Bq X 0.013 =5.46μSv
  ** 放射線安全規制値は、一般人に対して年間1000μSv=1mSvとされている。
 よってこの5.46μSvを多いとみるか許容できるかと判断するのは本人自身である。
経口摂取による実効線量への換算係数 (経口摂取による実効線量への換算係数)

- フィンランドのヘルシンキで今年5月13日に0.156~0.220μSv/時が観測されている。
 自然放射線量率 : 0.04~0.30μSv/時フィンランド人の年平均被ばく量は、医療被ばくも含めて4mSv/年である。

- ヨーロッパにおける食品中の放射能濃度限度(短期汚染)ではベビーフード 400Bq/Kg、乳製品では1,000Bq/Kgという数値が設定されている現状がある。
ヨーロッパにおける短期汚染規制値 (ヨーロッパにおける短期汚染規制値)

- 75,000Bq汚染された稲わらを食べた肉牛が、3,400Bq/Kgの放射能濃度があった。
  その牛肉を200g食べたとすると 680Bq X 0.013 =8.84μSvとなる。
南相馬の肉牛(南相馬の肉牛)

日本では現在は暫定規制値を設定しているが、チェルノブイリ事故から25年経過したヨーロッパでは短期汚染の数値を設定しているので、日本も間もなく緊急時の暫定規制値を再設定されることとなるでしょう。

引き続き9試料(レンコン/梨X2/ジャガイモX2/キュウリ/キャベツ/モロヘイヤ/豚肉)について測定を行いましたが、全てが100ベクレル/Kg内外で非検出に近い値でした。

今回は、新たにみずほの村市場に参入される梨農園の生産者が立ち会っておりましたが、生産した梨の測定値を文字通り恐る恐る見守っていました。結果を伝えられた時の安堵した顔が忘れられないものでした。
TVメディアのインタビューで「これまで苦労して作ってきた梨が安全であるとの結果を得て本当に良かった」この光景は思い起こせば3月下旬頃に行った測定でトマトの生産者が同様に心配顔で測定結果を待っていたのと同様であった。
この時も暫定規制値を下回っていたことで、ホットした顔をしていました。
 説明に聞き入る消費者熱心に質問する消費者報道の質問に答える長谷川社長
(説明に聞き入る消費者) (熱心に質問する消費者) (報道の質問に答える長谷川社長)

小さなお子さんをもつお母さんたちは、色々な質問を高妻先生に投げかけ、熱心に説明を聞いておりました。不安一つ一つが取り除かれた方もいらっしゃるでしょうし、まだ解消されない方もいるかも知れません。

放射性物質 セシウム137(30年)/134(2年)は残念ながらまだまだ長い半減期があるので、付き合いながら生活をしていかなくてはなりません。3.11が無かったことには出来ないのです。

このような勉強会を通じ、放射線に対する理解を高め、消費者である私たちと生産者の人々が、共に生きていける社会になることを願っております。

元みずほ消費者モニター 金親 克巳

若本さんの梨

24日(日)~若本さんの梨『幸水』が始まります。
ヨロシクネ!

高谷(悦)さんのミョウガはもうちょっとかな。

ひまわり迷路&夏野菜収穫体験

こんにちは。モニターの中島郁子です。

さて今回は、「ひまわり迷路&収穫体験」にいらした方々のHPに載せきれなかった写真をご紹介します。

これから多くの方に、「よし、夏休みは行ってみよう!」と思って頂けると嬉しいです。

あったあ!はい、ポーズ!一人で大丈夫
(写真左:あったあ!         中:はい、ポーズ!           右:一人で大丈夫)
乗せてくれてありがとう人参は美味しかった?怖くない?
(写真左:乗せてくれてありがとう   中:人参はうまかった?       右:怖くない?)
僕がスタンプ押すよ
(写真:僕がスタンプ押すよ)

『碧筒杯』に参加してきました

こんにちは。モニターの中島郁子です。
猛暑が続いていますが、皆様お変わりありませんか?

さて、先日ご案内した(7月4日のブログ)「碧筒杯」に参加してきましたので、その様子をご覧下さい。

3時半頃に着きましたら、八島さんのご指導の下で矢口さんが、蓮の花や葉を切りとっているところでした。直前でないと香りなどがなくなるため、準備は直前ですから大変です。切り取った蓮は、レンコン農家の宮本さんが、すぐに葉に穴を開け、葉を綺麗に拭きます。今日の宮本さんは、司会進行もしつつ、レンコン栽培の説明もするという大車輪の活躍でした。
葉や花を準備する矢口さん葉に穴を開ける宮本さん
(写真左:葉や花を準備する矢口さん、右:葉に穴を開ける宮本さん)

近県から参加された方も多い一昨年、去年は、蓮池の所で行われましたが、今年は暑さが厳しいため、「蕎舎」内で行われました。東京、千葉をはじめ近県からお越しの方も多くいらしていました。昨年の碧筒杯でお目にかかった方と1年ぶりの再会も出来ました。




ぐうし蓮の説明をする八島さんまず、「藕糸蓮(ぐうしれん)」の生みの親、(宮本さんは「レンコン博士」とおっしゃっていました)八島八郎さんから、藕糸蓮についてのお話を伺いました。茎を3センチくらいの長さで折ると、糸が伸びます。この糸で織物を作り、愛子さまに献上する次の予定は、3年後をめどに作成する帷子(かたびら)だそうです。写真でもいいので、完成品を拝見したいものです。(写真:ぐうし蓮の説明をする八島さん)


それからいよいよ碧筒杯です。

碧筒杯はその昔、蓮の葉に酒を注ぎ、茎を通してそれを飲む「貴族の遊び」であったと言われています。

今回は、お酒を飲める方にはお酒、飲めない方には甘酒が用意されていて、お子さんも体験できました。お酒の場合、ストロー状態で吸い込むのですから回りが良く、短時間で酔えるかもしれないなぁ~、と思って見ていました。

私は3回目の参加ですが、初めて体験しました(もちろん、甘酒です♪)。茎が長いため数回吸わないと口の中に達しませんが、美味しく飲めました。
碧筒杯を体験碧筒杯を体験碧筒杯を体験碧筒杯を体験
(写真:いよいよ碧筒杯を体験)

花弁杯次は、花びらにお酒を注ぎ、香りとともに楽しむ「花弁杯」です。

手のひらの上に2枚重ねにした花びらを乗せます。この時、根元の方を指側、花びらの先の方を手首側に乗せます。口に近づける時に中指で花びらの根元の方を押すようにして鼻に近づけると、飲むと同時に蓮の甘い香りが楽しめるのです。白い蓮より、藕糸蓮の方が香りが良かったです。(写真:花弁杯を体験)

茎をストローにして、甘酒、麦茶の他、「根本園」さん提供のお茶や紅茶も試してみました。「根本園」さんのお茶が、蓮のストロー飲みで一番美味しかったです。

その後、宮本さんからレンコン栽培の詳しい説明を受けました。今回は、パワーポイントを使って映像で説明して頂けたので、とても解りやすかったです。参加者の皆さんからは、「レンコンに対する気持ちが変わった」と好評でした。春の低温で生育が案じられたそうですが、このところの暑さで持ち直してくれそうです。

ところで、宮本さんは、兄弟3人で働くレンコンの専業農家です。種蓮を掘り、植え、育て、収穫し、調整する。そのすべてが手作業です。冬、氷が張る中での作業も、夏の暑さの中で着るゴム製のスーツも、過酷です。でも笑顔で頑張っています♪
8月初旬には新レンコンが店頭に並ぶ予定です。
レンコン3兄弟種蓮を植える真冬の収穫作業
(写真左:レンコン3兄弟、中:種蓮を植える、右:真冬の収穫作業)

最後に肝心のお料理を紹介します。新レンコンとキュウリの酢の物、季節の野菜の漬物、レンコンを始めとする野菜の天ぷら、そして、打ちたてのお蕎麦。デザートは、ブドウでした。どれも美味しかったですが、新レンコンの歯ざわりの良さがたまりませんでした。また長生きできそうです♪

楽しく、美味しかった碧筒杯。
参加者の皆さんと80歳になられた八島さんとは、「また来年(の碧筒杯で)お会いしましょう!」と約束して、お開きとなりました。

おまけの話。
八島さんからお聞きしていた藕糸蓮の花びらの数108枚は、本当かどうか?
帰りに頂いてきたお花を数えました。112枚。私の煩悩は人より多いようです(笑)。

入荷情報

やっと宮古島直送『長濱さんの完熟マンゴー』が始まりましたよ。

中山さんの巨峰安芸フィーン
中根さんのブルーベリー
メロンもありますよ。

大玉スイカは10日頃~15日までにははじまるかな?

柳橋さんの夏野菜
オクラモロヘイヤ始まりましたよ!

碧筒杯(へきとうはい)のご案内

こんにちは。モニターの中島郁子です。
急激な暑さが続きました。お変わりありませんか?私は軽い熱中症にかかってしまいました。外で作業をする生産者さんも、お疲れのたまっている被災者の方々も、どうぞ油断せずにくれぐれもお体大切にお過ごし下さい。

さて、HPを見たら「碧筒杯」の募集が載っていましたので、一昨年、昨年と参加させて頂いた私も少しご案内させて頂こうと思って記事を書きました。

「蕎舎」での碧筒杯は2009年に始まり、今年で3回目になります(一般の募集は昨年から)。碧筒杯は、蓮の葉に酒を注ぎ茎を通してそれを飲むものです(象鼻杯とも言われている)。諸説ありますが、中国の貴族の暑さ凌ぎが起源とも言われているそうです。
昨年の碧筒杯の様子蓮の葉から茎を通って
(写真左:昨年の碧筒杯の様子、右:蓮の葉から茎を通って)

「蕎舎」での碧筒杯の特徴は、蓮が「藕糸蓮(ぐうしれん)」であることです。
藕糸蓮は、「みずほ」の生産者さんで、「レンコンの神様」と言われている八島八郎さんが、長年かかって改良した観賞用の花蓮です。花びらの数が108枚ある、濃いピンク色の見事な蓮です。
藕糸蓮の花中は菓子のよう八島さん
(写真左:藕糸蓮の花、中:中は菓子のよう、右:生産者の八島さん)

茎から糸が「糸」という字が使われているのは、茎を3センチ位の長さに折って慎重に伸ばすと糸が取れ、それで織物が作れるからです。
愛子内親王ご誕生のお祝いに、この糸でお印を織り込んだ袱紗を作り、献上したそうです。
(写真:茎から糸が)

さて、「蕎舎」の碧筒杯ですが、お酒が飲める方にはお酒、飲めない方にはノンアルコールで楽しんで頂けます。蓮の葉の中央に針で穴を開け、そこから液体が茎を通って飲めるようになっています。昨年の参加者さんからは、「香りがついて、まろやかな味になる」「さわやかに感じる」などの声が聞かれました。

花弁杯葉からのお酒を楽しんだ後は、蓮の花を使って「花弁杯」も楽しめます。写真のように手のひらに花びらを乗せ、その中にお酒を注ぎ、こぼさないように口に運びます。花びらの中のお酒は、とても透明感があり、綺麗で、美味しそうでした。(写真:花弁杯)

もちろん「蕎舎」自慢の美味しいお蕎麦も出ますし、レンコン栽培農家の宮本さんのお話も聞けるなど、「みずほ」の碧筒杯は他とは一味違う碧筒杯です。
先月、私が買い物に行った時に、八島さんの所の矢口さんが八島さんのご指導の下、「蕎舎」前の池の雑草を引き抜いて綺麗に掃除して下さっていました。
皆さまをお迎えする準備も進んでいます。
どうぞ楽しみにお出かけください。ただし、飲酒運転だけは絶対にお止めくださいね
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